広島県　仏壇の修理・修復・クリーニング

江戸時代を通じて安芸国内での信仰の中心となった浄土真宗本願寺派は、
幕末の動乱期を過ぎ、明治維新に至る。明治8年には、寺院子弟の専門学校として
「学仏場」を広島市胡町に開学しました。
明治16年の調査では、本願寺派寺院は旧安芸国内399ヶ寺、備後国内259ヶ寺、
門徒は安芸132,296 戸、 備後45,788戸を数えました。昭和に入りましても、
安芸門徒は広島の宗教人口の大半を占め、組織変更を繰り返した学仏場から昭和23年
新制崇徳高等学校となる。同年には進徳女子高等学校も開学している。
昭和51年（1976年）の中国新聞社の調査によりますと、広島県民の57％が真宗門徒で
占められていました。
広島県民の信仰心が厚いことから、県内には大型の金仏壇が多いです。

★広島仏壇：広島は浄土真宗が盛んな土地であり、古くから安芸門徒を対象とした
仏壇製造が盛んでした。
広島仏壇の技術が発展したきっかけは、京都、大阪から仏壇仏具の技術を持ち帰った
ことで、広島仏壇の技術は確立されたといわれています。その後、明治時代になると
広島仏壇は全国の博覧会で紹介され、県外にも出荷されるようになりました。
下地には広島名産の「牡蛎」を砕いた瑚粉下地で、上塗りは「立て塗り」です。
大型の金仏壇も数多く製造しました。