島根県　仏壇の修理・修復・クリーニング

天文21年（1552年）、仏護寺（現在の本願寺広島別院、元は天台宗寺院）の
三世超順は毛利元就と面会し協力を仰ぎ、仏護寺は再興されました。
元々信仰心に篤い元就は、仏護寺に手厚い保護を与えました。
その元就の恩に報いるべく、牛田の東林坊等のように、毛利氏の勢力伸張に協力し、
多くの軍功を挙げた安芸国の真宗寺院も存在します。
また、戦陣を同じくすることにより、毛利氏傘下の水軍衆も浄土真宗に入信して門徒と
化していきました。関ヶ原の合戦にて西軍の総大将であった毛利輝元は敗れ広島城を追われ、
防長二国に移り、関ヶ原の合戦で東軍の先鋒を勤めた福島正則が入城しました。
そして、治政の一つとして広島市中区付近に真宗寺院を１７か寺を移転させ、
仏護寺を中心とする寺院統制を行ないました。
こうして中国地区は真宗大国に成長していきましたが、禅宗である池田家が収める
備前藩（岡山県）と鳥取県藩（鳥取県）は浄土真宗は少ないです。

室町期は京極氏や山名氏がこの地の守護大名となりました。戦国時代に入ると、
守護代であった尼子経久が京極氏を追放し、安来市の月山富田城を拠点として
中国地方一帯に覇を唱え、たたら製鉄の経営を行った。
またこの時期に開発された大森銀山は、大内氏と尼子氏による熾烈な争奪戦が
繰り広げられたが、最終的に毛利氏によって支配され、毛利氏の時代に浄土真宗は
広がり、江戸幕府成立後に幕府直轄領となることになりました。
県民の信仰心は深く、浄土真宗が多いですので、大型の金仏壇が多いです。